誰もが陥る可能性があるスマホ依存症を防ぐための対策を解説

スマートフォンは、現代を生きる私達の生活に必要不可欠といえます。普段の仕事をはじめ、各種料金の支払い、メッセージアプリを通じて友人への近況報告、気になっていた映画の視聴など、あらゆることがスマホ1台で完結できてしまいます。なかには時間を忘れて没頭してしまい、気付いたら1日中スマホを使用していたなんて日も珍しくありません。

一度、スマホ依存症になってしまうと、他にやるべきことをそっちのけにして夢中になって寝不足になったり、常にスマホをチェックしていないと落ち着かないなど、心身ともに悪影響を及ぼす危険があります。現在、スマホ依存症は多くの国で深刻な問題となっていますが、これは決して他人事ではなく、自分自身も知らないうちに陥ってしまっている可能性も十分あります。今回は、このスマホ依存症に関する様々な事例を紹介するとともに、スマホ依存症を防ぐための対策について詳しく解説します。

スマホ依存症とは?

21世紀に入り、インターネットの普及とスマホの登場によって、世界中どこに行ってもインターネットが気軽に利用できるようになりました。そんな便利な現代において問題となっているのがスマホ依存症です。

まず、依存とは、特定のものの使用や行為を続けないと精神的にも、身体的にも苦しくなり、自分ではコントロールできなくなる状態のことを指します。スマホ依存症はその名の通り、スマホに依存し過ぎてしまい、常にスマホを所持して画面を見ていないと落ち着かなくなったり、不安になる状態のことです。私達人間は、特定の人物やお酒など、あらゆることに依存してきましたが、このスマホ依存症は行き過ぎた社会が生み出した現代病の1つといえます。

スマホ依存症になると特定の病気にかかってしまうというわけではありませんが、スマホ依存症になった結果、心身への様々な悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、スマホを見過ぎて睡眠時間が減少してしまって仕事や健康面に影響が出て健全な社会生活が送れなくなってしまったり、スマホを見ていないストレスと不安からうつ病の原因となったり、歩きスマホをしていたせいで事故を起こしてしまうなんてこともあります。このようにスマホに熱中し過ぎると自分の力で利用時間を区切るのが難しくなり、自律神経が影響を受けて物事の正確な判断できなくなり、最悪の場合は様々なトラブルや犯罪に巻き込まれてしまう危険性もあります。

そんなスマホ依存症の人の中で最も依存しているのがSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。日本国内に限ると、古くはガラケーと呼ばれる携帯電話が普及した時代に依存する人が続出したmixiをはじめ、2010年頃からはあらゆる年代においてFacebookの利用者が爆発的に増加し、最近ではInstagramやTikTokへの依存が若者を中心に増えています。多くの人々がこれらSNSに依存する要因の一つが承認欲求と言われており、他人から認められたいがためにSNSに投稿し続け、いいねの数を気にするようになる傾向があります。

加えて、孤独に耐えられなくてSNS上だけでも人と繋がっていたいという人や、寂しさから常にLINEやメッセージアプリなど何かしらの連絡手段を使って連絡をとりたいという人も少なくなく、オンライン上でのこのような行動が結果的にスマホ依存症に陥ってしまう要因の一つといわれています。

さらに最近は、SNSに投稿するよりも情報を見るだけというユーザーも増えており、これらのユーザーはできるだけ最新の情報を得ようとする人間の本能からスマホ依存症になっていると考えられています。

また、電車内で多くの人々がスマホでゲームをしている姿は今では当たり前のようになりました。ゲーム業界ではテレビに接続するゲーム機種よりも課金制が見込めるスマホ上でプレイ可能なアプリを提供している会社が多く、これもスマホ依存症が増える要因となっています。

スマホとの距離感を見直すための対策

これまでスマホ依存症によって被る様々な影響について紹介してきましたが、スマホ依存症に陥らないためにもスマホとの距離感を見直す必要があります。スマホ依存症にならないためにも実行するべきいくつかの対策を以下にまとめました。

スマホに触れない独自のルールを作る

スマホ依存症を避けるためにも、自分でスマホの利用に関してルールを設けることが最善策です。例えば、仕事や食事をしている際はスマホを見ない、スマホを見るのは就寝2時間前まで、枕元にスマホを置かないなど独自のルールを実行することで、自然とスマホの使用を制限することができるでしょう。

暇つぶしにスマホを開かない習慣をつける

通勤時間や空き時間は、ついついスマホを見てSNSを見たり、ニュースを見てしまいがちな人は多いでしょう。しかし、スマホに触れる代わりに読書をするなど、できるだけスマホに触れない習慣をつけることでスマホ依存を解消できます。

アプリの通知をオフにする

私達のスマホ内にはたくさんのアプリがありますが、毎日様々な通知が届く度にスマホを見てしまい、結果的に滞在時間が長くなり、スマホ依存症になります。しかし、アプリの通知をオフにすることでスマホを見る機会も減り、依存度はだいぶ下がります。どうしても通知をオフにしたくないアプリの場合は、おやすみモードを設定すると就寝中は通知されなくなり、十分な睡眠をとることができるでしょう。

企業からのメルマガ配信やPRメールを解除する

オンライン上の様々なサービスを使用すると、各企業のメルマガやPRメールが届くことがよくあり、その度にスマホを開いてしまいがちになります。それらのメールを全て解除することは非常に労力がかかるため、そのまま放置している人も多いでしょうが、一度機会を設けて全て解除することでそれらの煩わしい通知から解放され、スマホ依存からも脱却することができるでしょう。

本当に必要なもの以外のアプリを消す

スマホの中には数多くのアプリがありますが、生活する上で必要不可欠なアプリはほんのごく一部です。スマホ内にある本当に必要なアプリ以外を削除することがスマホ依存を防ぐきっかけになるでしょう。

スマホの画面を見ないようにする

スマホの画面が自分の視界に入っていると、ついつい気になってチェックしたくなりがちです。スマホ依存にならないためにも、できるだけスマホの画面を下にして置いたり、スマホのカバーを手帳タイプにすることで画面を目にする頻度が減ります。

定期的に軽い運動をする

スマホ依存症になると、関節や筋肉が固まり、思考も停止してしまいがちですが、そんな状態を解消するためには適度に軽い運動をすることをおすすめします。ウォーキングやランニング、ヨガ、ストレッチなどをすることで、掘り固まった体が柔らかくなり、ストレス発散にもなって気持ちもすっきりするでしょう。

リアルなコミュニティに参加する

人はオンライン上だけでは決して生きてはいけません。オンライン上ではなく、友達や家族、職場、共通の趣味を持つなどのリアルなコミュニティに参加することで、精神的にもリフレッシュすることができ、スマホを触る時間も減らすことができます。

優れたセキュリティ対策ソフトを導入する

スマホユーザーの中にはスマホのセキュリティ面が気になって定期的にスマホをいじってしまうという人も少なからず存在します。その場合はオンラインセキュリティ業界の中でも多くのユーザーから支持されているマカフィーが提供しているマカフィー+を導入することで、様々なセキュリティ対策機能を利用できるので安心し、頻繁にスマホをチェックする必要もなくなります。

まとめ

今回、紹介したスマホ依存症は現代の人々にとって深刻な社会問題ともいえます。スマホの登場によって、生活の利便性がより向上したのは間違いないですが、健康面やメンタル面へ悪影響があるなど、私達人間が生きる上で大切なものを失ってしまう可能性もあります。取り返しのつかない状態に陥らないためにも、上記で紹介したことを参考にスマホを利用する際の独自にルールを作って制限することが重要といえます。

そして、私達が生きるこの世界には、スマホの中以上に素晴らしい世界が広がっています。スマホ依存症にならないためにもスマホを触る際、本当に今使用する必要があるのかをもう一度考える習慣をつけ、必要最低限に抑えるようにすることをおすすめします。そうすることで、オンラインの世界ではなく、リアルな現実世界でより多くの素晴らしい経験ができるようになるでしょう。

マカフィー モバイルセキュリティをお試しいただけます

オールインワンの保護機能によって、より安全にモバイルデバイスをお楽しみください。

FacebookLinkedInTwitterEmailCopy Link

最新情報を入手する

フォローして、マカフィーに関する最新情報を取得して消費者やモバイルのセキュリティ脅威について理解しましょう

FacebookTwitterInstagramLinkedINYouTubeRSS

以下からの詳細: モバイル セキュリティ

Back to top